あしげ日記:2021-10-3

あしげ日記

明日、岸田新内閣が発足しますが、岸田さんとはかなり学歴がかぶっています。

岸田さんと筆者は同じ千代田区の麹町中学を卒業し、高校は、岸田さんは開成、筆者は筑駒に進学、同じ2浪を経て、岸田さんは早稲田法(惜しくも東大は不合格)、筆者はかろうじて東大に引っ掛かりました。

まず、麹町中学という学校がやたらと校則の厳しい学校なんですね。しかも極端に成績重視で、成績が良ければ何でも許されるみたいな風潮がありました。そこから岸田さんは開成、筆者は筑駒へと進学しましたが、高校も比較的似た進学校で、かなり自由です。すると、厳しい学校からいきなり自由な学校に進学して束縛がなくなるし、名だたる高校に合格して得意な気持ちになっているし、高校から入ると若干転校生気分を味わうので中学から進学してくる人と仲良くしなくちゃ、などという気持ちにもなるしで、大学受験が3年後に控えていることなど忘れて遊んでしまいますね。岸田さんは野球とギターに打ち込んだとのことですが、筆者もバスケと麻雀に打ち込んでいました。

高校3年ともなるとさすがに大学受験が目の前に迫ってきて勉強する気になります。開成も筑駒も半分くらいは東大に進学するので、周りの友達と同様、ごく自然に東大を志望します。高校から開成や筑駒に入っているのだから、東大くらい1年受験勉強すれば入るだろう、と思っているのですが、現実はそうは甘くないんですね。当時は今と違って現役志向が強くありませんから、当然のごとく現役では不合格。それでも、1浪すればどうせ東大に入れるだろう、と思っていますが、高校1,2年でさぼっている漬けというのは結構大きいんですね。1浪でも不合格。同じ発想で浪人した高校の仲間も半分くらいは東大に合格できませんでした。

2浪になるとそこで初めて深く反省します。開成や筑駒に入ったのも必死に勉強をし続けたから入れたのであって、決して頭がいいから入ったわけではないと。そこで心を入れ替えて勉強するのですが、「受験は団体戦」という言葉もある通り、一度集団から離れてしまうと、ひとりで学力を上げていくというのはとても難しいんですね。しかも2浪ともなると成人にはなるし、予備校では敬語を使われるし、プレッシャーが半端ではありません。

高3、1浪、2浪と、結果3年間も受験勉強しているではないか、と言われそうですが、それはあくまで結果論です。高3は高3の1年で仕上げて受験に臨んでいるし、1浪は1浪の1年で仕上げて受験に臨んでいます。すると、どの年も「1年で仕上げなければならない」という状況なので、どうしても荒い仕上げになってしまいます。その意味で、まだ受験が差し迫っていない高校1・2年で基礎固めをしっかりする、というのはとても大切なんですね。そこを端折って1年で仕上げようとして、結果3年積み重なったとしても、それは雑な仕上げをした3年ということで、高校1年からしっかり勉強した3年とは同じ質ではありません。

ということで、岸田さんも筆者も、せっかく中学で一生懸命勉強して高校から開成・筑駒に入ったのに、高校生活と2年の浪人ですべて台無しにして、挫折感にまみれて大学へ進学しました。今回、岸田さんは首相になられて、あの頃の挫折感からかなり解放されたお気持ちをされているのではないでしょうか。ご活躍を心よりお祈り申し上げます。

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