あしげ日記:2021-3-24

あしげ日記

アキレス腱付着部症の論文に取り掛かりました。

まずは文献の表を作っています。毎度作っていますが、これはいいですね。一目で今までの文献で書かれたことがわかります。Mendeleyのような文献まとめソフトは使ったことがないですが、今のところ特に必要性は感じないです。文献を読んでいると、その中で自分の論文にも使えそうな表現を目にするので、それは自分の論文の中に書き留めるようにしています。

文献を読んでいて、「合併症はなかった」などと書いている論文は信用する気にならないですね。術後の腫れも免疫力も傷の治りも痛みの感じ方も人それぞれ違うので、同じように手術しても数%の確率で逸脱例があるのは多様性のある人間を相手にしている以上避けられず、それを正直に書くことは恥ずかしいことでも何でもないのに、それを「合併症はありませんでした」などとぬけぬけと書く人は、どうせ治療成績もごまかしているに違いありません。逆に合併症を詳しく書いてある論文は、誠実だし、示唆に富んだ知見を書いていることが多いですね。

アキレス腱付着部症の文献は似た文献が多いですね。考えてみれば従来のアキレス腱付着部症の術式は再建手術しかないので、どこから移植腱を持ってきたとか、傷の位置をこうしたとか、固定材料を工夫したとか、そのくらいしかバリエーションを出せていないようです。そうなると自分の考えた内視鏡手術はかなり異色なので、どのような評価をされるか楽しみです。

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