あしげ日記:2021-3-27

あしげ日記

アキレス腱付着部症と足底腱膜炎の論文を両方を並行して進めることに決めたら、俄然やる気が出てきました。一つに集中しすぎると煮詰まる感じがどうしてもしてしまうのと、2つにするとやることが倍増するのでもたもたしていられないという気になるのが大きいでしょうか。やることをどんどん変えながら同時進行で仕上げていく加速感が心地よいですね。

まずは文献整理、データ収集と解析、その間に方法だけ書いておいて、結果が出たら結果を記載、自分の結果から言えることと文献上の知見の欠落とを照合させて、イントロとディスカッションを両方つくる感じでしょうか。これは実は邪道な方法で、本来であれば、文献を読んだ時点で文献上の知見の欠落からクリニカルクエスチョン(仮説)を立て、そこから研究を計画し、それに合わせて前向きにデータを収集していく、というのが王道です。レトロスペクティブな研究(特にケースシリーズ)だと、どうしても先に症例やデータがあるので、文献上の知見の欠落と自分の結果から言えることとを帳尻合わせさせて、あとから”仮説”を立てるような変な形になってしまいます。

このように、レトロスペクティブ研究で、実際は帳尻合わせしたにもかかわらず最初から”仮説”があったかのように論文上記述することは(時間が前後しているので)ほかの人も難しいと思っているようです。昨日Mendeleyでアブストラクトを読んでいたら、超有名な先生が「そこで私たちは我々の手術法が有効だという仮説を立てた」と書いていました。「なぜ」その手術が有効と仮説できるかの説明のないトートロジーですね。強引です(笑)。

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