あしげ日記:2021-5-20

あしげ日記

今朝は神田善伸先生の「EZRでやさしく学ぶ統計学」で統計ソフトRの勉強をしています。

この本は、医療者がEZRを使って統計解析をしたいときに参考にする本ですが、「やさしく」「学ぶ」「統計学」という題名にだまされると痛い目に遭う本です。あくまで「ある程度統計が分かっている人が」「実際に統計処理をしたり」「EZRから出発してRを学びたいときに」使う本で、そういう意味ではとてもよい本です。

とわかったように言っていますが、2年前にこの本を読んだときは、いらいらが最高潮に達するほどに分かりにくくて腹立たしい本でした。統計学がまったくわかっていないときにこの本を読んでも、書いてあることもソフトの使い方も両方とも分からない、という始末で、何の勉強にもなりません。

医療従事者が統計解析をしたいと思ったとき、つい、統計ソフトの使い方と統計とが一緒に学べる本が効率いいのではないか、と考えがちですが、こういう甘い考え方をすると痛い目に遭うと思います。まずは統計は統計としてしっかり学んだほうが早道です。逆に、統計が分かってしまえば、統計ソフトの使い方はほとんど学ぶ必要がありません。どこかの本で見かけた「もし統計ソフトの使い方がわからないなら、それは統計学が分かっていないのだ」という金言を心に留めておくのがよいと思います。

自分の場合、一昨年の1年間、来る日も来る日も統計の勉強をし続けましたので(30冊くらい参考書を読みました)、やっとこの本に書かれていることを違和感なく受け入れられるようになりました。血液内科がご専門の神田先生が自ら統計を学んでここまで来られた道のりが垣間見られ、味わい深い本です。

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