あしげ日記:2021-5-28

あしげ日記

今朝は、昨日までにPDF化した文献をMendeleyで読んでいます。

文献を読むといっても、結局端から端まで読むわけではなく、治療成績を拾い読んだり、興味があるところを少しかいつまんで読む程度で、ほとんどは流し読みですね。足の外科の専門的知識は常に仕事で使っているので、基礎的な記述はほとんど読む必要はありません。そういう意味では、貯蔵した文献や蔵書の量ほどには必要な部分は少なく、次から次へと読むことができるので快適です。

ただ、そうした他の人の研究結果を自分の中できちんと整理しておく必要はあると思います。そして、そのようなデータを把握した上で、自分の治療法や治療成績はどうかを相対化していく必要があります。八潮で足の外科の専門治療を始めて8年、考案してきた新しい術式も2年以上の術後経過観察を経てきていますので、ここで改めて既存の知見と自分の治療成績とを統合した治療体系を頭の中に構築し直し、その上で、自分が発表したほうがよい治療法については発表していく必要があります。

そうすると、他人の研究結果を読むことが自分の論文発表と一体化するというか、別物ではなくなりますね。今までは文献や教科書を読むことは、ひとえに学ぶという意味が大きかったですが、自分もだんだんと治療体系の一部分を作れる側になってきましたので、同様に治療成績の論文を出す他の人と同じ土俵です。先生や先輩の書いた文を読んで学ぶ、というところから、ライバルかつ仲間の書いた文を把握しておく、というところに変わってきたと言えば伝わりやすいでしょうか。

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