あしげ日記:2021-5-29

あしげ日記

今朝もPDF化した文献をMendeleyで読んでいます。

昨日の日記で、「他の人の文献を読むのは、自分も治療成績の発表する立場として、同じく治療体系構築の一端を担うライバルであり仲間である人たちの発表した治療法や治療成績を把握する意味がある」という話でしたが、この考えは、継続的に自分の専門分野を勉強し続けるためのよい動機付けかもしれません。

というのも、向学心を失っていく医者たちを目にすることがあまりに多いからです。

医者は、初めは大学でちょっと勉強しただけでいきなり病院に放り出されるので、研修医の時などは本当によく勉強します。しかし、だんだんと仕事にも慣れ、経験を積んでいく中で必要な知識もついていき、10数年も経って特に問題なく仕事がこなせるようになると、日々の仕事を何の問題もなくこなせるのに、それ以上何を勉強する必要があるのか、と向学心を失い、つまらなそうに日々を過ごす(もしくは別のことに生きがいを見出す)医者がたくさん出てきます。

まぁそれはそれでその人たちの生き方だからいいのですが、せっかく苦労してなった医者が実はつまらないものであった、という結論に自らしてしまう末路は、自分には残念な気がしてなりません。できれば、自分の選んだ職業はいつまでも輝いたものであってほしいものです。そのためには、いくら経験を積んでも向学心を保ち続けるための動機づけが必要です。

その意味で、同じく治療体系の構築の一端を担う仲間かつライバルたちの治療法や治療成績を把握するために彼らの論文を読むことは、終わることのないがゆえに、常に勉強への動機づけになり続けるのではないかと思うわけです。

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