あしげ日記:2021-6-19

あしげ日記

今朝も強剛母趾の矯正骨切り術の査読に対する修正を行っています。

いよいよ、論文の中にどう書き加えていくかを考えながら、EZRでのデータ解析を始めました。

解析しているうちに、データの特性が統計的手法と見合っていないため、自分の使いたいと思っていた統計的手法をあきらめざるを得ないことが起こってきました。具体的には、合併症のリスク因子をロジスティック回帰分析を用いて解析しようと思っていましたが、リスク因子のひとつの性差は、男性の合併症あり/なしの分布が極端に偏っている(合併症が極端に少ない)ため用いることができず、また、骨切りによる底方移動量は、なんと合併症のない群の方が大きいという予想とは逆の結果のため、これまたロジスティック回帰分析に組み込むことができませんでした。

そのため、結局ロジスティック回帰分析は、足底の脂肪の厚みによるオッズ比を出すためだけの単変量ロジスティック回帰分析としてしか用いることができませんでした。一方、ロジスティック回帰分析が使えなかった男女差に関してはFisherの正確検定を用いれば十分で、骨切りによる低方移動量に関しては平均やノンパラメトリック検定で十分になってしまいました。

理想と現実のギャップというか、いくらこの統計手法を使いたいと思っても、データがそれに見合っていなければ使えない、ということですね。考えてみれば、道具とは常にそういうものでした。

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