あしげ日記:2021-6-9

あしげ日記

「強剛母趾に対する矯正骨切り術」の論文が査読から返ってきました。結果は”revision”(改訂の必要あり)でした。

この査読はとてもシンプルなコメントでした。合併症の一つである「足底の違和感」に関して、もっと客観的なデータで示せ、というものでした。

これはあえて避けていたところです。というのは、その解析をきちんとしようとすると、それだけで1本の論文になるような統計処理が必要になるからです。

この論文では、すでにたくさんの統計解析をしているため、制限字数まで余裕がなく、そんな詳しい解析を追加することはできません。ただ、査読者の指摘は至極ごもっともなので、この対処をなしにacceptはありえないと思います。

一つの方法は、高度な解析法を取らずに、ヒストグラムなどのシンプルな統計的表現法を用いて説明する方法です。ただこの方法は、一応の説明にはなるものの、突っ込みどころは残すものなので、よほどlimitation(この研究の限界)でうまく表現しないと、火に油を注ぐことになります(たとえばlimitationで「もっとちゃんと解析するためなら~のようにすべきだった」と書こうものなら、「じゃあそれでやれ」と突っ込まれることになります)。

まぁくだらない指摘をされるよりは、本質的なところを指摘されて、それに対する対応を制限字数範囲内で考えるほうが、頭脳戦という感じで面白いのでよいです。

対応次第ではacceptからrejectまでありうるので、ここは作戦をよく考えたいと思います。

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