あしげ日記:2021-8-27

あしげ日記

昨日は足底腱膜炎の論文で自分の書きたいことをだいたい全部変な英語に変換しましたので、今朝は引用文献を決めるため、過去の足底腱膜炎の論文を読んでいます。

いきなり生の論文を読むと効率が悪いですね。読む価値があるかどうかもわからないままに読み始めると、かなりの時間を消費した挙句に「無駄だった」となってしまいます。そのためにも、まずはレビューを見て、読む価値のあるがどこらへんの論文か、あたりをつけてからにしたほうが効率的です。

と思ってレビューを見たのですが、いくつかある足底腱膜炎のレビューは、やや信頼性に欠けている印象を受けました。

この理由はまず、外科系の論文のエビデンスレベルを的確に評価するのが難しいことによります。たとえば、ある2つの手術法の比較と言ったとき、現時点での研究発案による過去の2手術法の比較という見方をすればケースコントロールスタディになるし、過去のある時点からデータを時系列に沿って集めていった2つの手術法の比較、という見方をすれば過去起点のコホート研究になるし、手術を介入と見なし2つの手術法の比較がバイアスの少ないとみなされるものであれば非ランダム化比較試験といえるし、で、同じ研究でもその見方やその研究自体の質によって、エビデンスレベルが2段階も違うことが起きてしまいます(この観点からすると、自分の研究もどれに該当するのかはっきりと言い切ることは困難です)。

さらに、「エビデンスレベル、ピラミッド」とGoogleの画像検索に入れて、出てきたピラミッドで表されたエビデンスレベルの図を見てもわかるように、このエビデンスレベルの評価はかなり混乱をきたしています。そのため、たとえば「エビデンスレベル3」と言っても、一般に何を意味しているのかはっきりしません。このこともレビューの中で各論文の質を評価するときに混乱をきたす原因となっています。

いくつかのレビューを見ながら、自分でその論文の質を評価する必要がありそうです。

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