あしげ日記:2021-8-28

あしげ日記

今朝も足底腱膜炎の論文をやっています。今朝は特に、論文の中のDiscussionの部分を書いています。

Discussionでは、①足底腱膜の内視鏡手術では、足底腱膜を切らなくても、骨棘を削るだけでよくなる、ということと、②足底腱膜を切らずに骨棘を削るだけでよくなることは、病態を解明する手掛かりになる、ということを主に述べようと考えています。①は結果を示せばいいだけですが、問題は②です。病態を推測しすぎても「それはこの論文の結果からは導けない」と査読者に言われるだけなので、控えめに言わなければなりません。

少なくともいえるのは、①足底腱膜に対する牽引力は痛みの原因ではない、ということと、②骨棘は痛みの原因となっている、ということです。①に関しては、もし足底腱膜に対する牽引力が痛みの原因であるならば、手術後も(足底腱膜は残っているので)痛みは変わらないはずです。②は、骨棘がなくなることで痛みがほぼなくなるので、痛みの原因になっていると言っても矛盾はないでしょう。

②に関してはさらに、①骨棘から出る痛み、たとえば、骨棘の骨挫傷や疲労骨折の痛みなのか、②骨棘が引き起こす痛み、たとえば、神経の圧迫や滑液包炎なのか、のいずれか(または両方)と推測できますが、それ以上のことは分かりません。逆に、これ以上に何かを言えば推測しすぎになるでしょう。

こういう推論は英語ネイティブの人たちは異常に得意なので、論理に飛躍がないか気を使います。もう少し考えたいと思います。

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