あしげ日記:2021-9-18

あしげ日記

次の論文のネタが悩ましいですね。

強剛母趾の現在行っている術式は、術後1年以上で80人、術後2年以上で55人の患者さんが手術を受けていますので、この術式に関する論文が書くところにもっとも近いですが、それでもかなり書きにくいですね。現在の術式の方が前の術式よりも成績不良例が少ないことや、術後のリハビリが短くて済むことなどがメリットですが、その点を書こうとすると、比較のために前の論文を参考文献に挙げなければなりません。そうすると論文の著者が誰か査読者にわかってしまうことになり(本来わかってはならない)、そのようなケースを雑誌社がどう扱うのか不明です。

母趾種子骨障害の自家骨移植術も早く世に公表したい術式ですが、論文では2年以上のフォローアップが求められますので、来年にならないとまだ書けません。

外反母趾や外脛骨障害、踵骨骨折なども、症例数の関係で、書くのは来年か再来年になりそうです。

ケースレポートを書くという選択肢もありますが、誰も読まないような論文を書いて数稼ぎをするのもばからしいし、そんな論文の受け入れ先が見つからず、雑誌社を転々とするのも精神衛生上良くないので、あまり気が進みません。

テクニカルティップも確かに一つの方法ですが、多くのテクニカルティップは本来ケースシリーズとしてちゃんと治療成績と一緒に出すべきで、これも論文の数稼ぎに見えてしまいます。

書くからには、多くの人の参考になるような意味のあるものを書きたいと思いますので、「論文のための論文」には気が進みません。もう少し検討が必要です。

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