変形性足関節症の保存療法

変形性足関節症

変形性足関節症の保存療法について説明します。

インソール

とくに内反型の変形性足関節症に対して適応があります。内反型では、距骨が内に傾いていますので、外側エッジのインソールによって、距骨を外反させることができます。

装具

足関節から下腿までフィットした装具によって、下腿全体で体重を支えるようにし、足関節への負荷を減らします。

変形性足関節症用装具。下腿から足までマイクロビーズクッションをフィットさせ、荷重を分散させます。

注射

ステロイドと局所麻酔薬を混ぜた注射を行います。炎症を抑えるため、一定の効果はあるものの、ステロイドによる組織の脆弱化と感染の確率を上げることにより、頻回の注射は控えたほうが無難です。

PRP療法

自己血から血小板を多く含んだ血漿液をつくり、それを注射する方法です。ここ10年で進歩してきた技術のため、本当の意味で効果があるといってよいのかどうかは定まっていません。保険適応外の治療法です。

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