概要
ゲストエディターをやっているJournal of Clinical Medicineが、エディターの特権として1本論文を無料で載せてくれるとのことなので、「足の外科手術におけるK-wire(骨切りを固定するピンの名称)の優位性」というネタで論文を書くことにしました。
経過
2025-1-2:ゲストエディターをやっているJournal of Clinical Medicineから、ゲストエディターの特権として1本論文を無料で載せてくれる(査読はあるが)ことを約束されている。ほかの論文の片が付いてきたので、そろそろ取り掛かることに。ネタはどうしようかと考えていたが、今のところ発表できるようなケースシリーズも集まっていないし、レビューをやりたい疾患もない。それなら、このブログ内の別記事でも書いた「足の外科の手術ではプレート&スクリュー固定よりK-wireを使ったほうがうまくいく」というネタを論文にするのが最も興味深いことが書けそうかと考えた。論文の分類からすると”expert opinion”というエビデンスレベルでは最も低いものになるが、エディターをやっているのだからこのくらい言わせてもらってもよいだろうと居直る。今までの経験を生かして、ふんだんにコツなど盛り込もう。締め切りは3月31日。早速どんな章立てで書くか思いつくままにメモ。
2025-1-3:文献集め。これは最終的に律速段階になりかねないので、早めにやっておくことに。
2025-1-13:論文の構成の検討。セクション分け。
2025-1-15:Journal of Clinical Medicineの投稿規定を読むと、Expert opinionの記事は採用していないので、形を変えなければならない。また、Editorの名前をもって論文を出すのに、あまりみっともない論文も出せない。それを考えると、強剛母趾のレビュー論文をこちらに出すほうが無難か。このK-wireの論文は、どのジャーナルでどういう形なら受け入れられるかは検討が必要そうだ。
2025-1-22:論文原稿の英語の修正。ブログ内の手術テクニックの記事をGoogle翻訳してそれをチェックしているが、とても使えたものではない。日本語をそのまま英語に翻訳しても、通じる英語にならないのである。普段は何とも思わないが、無意識にいろいろな言葉を省略して話しているのだなとつくづく思う。Google翻訳された文章を短文に分解して修正。内容ごとに箇条書きにして整理。