中足骨短縮症の症状

中足骨短縮症

中足骨短縮症の症状について説明します。

身体所見

愁訴

  • ある足指(多くは第1趾か第4趾です)が他の指に比べて短い。
  • となりの指とのアンバランスにより、足底に痛いタコができている。

などを愁訴として受診します。

身体所見

中足骨が短いため、足趾が足背に乗り上げているように見えます。

第1中足骨は比較が第2趾だけで、かつ母趾が第2趾より短い人は少なくないため、あまり目立ちませんが、第4趾は第3趾と第5趾の間に挟まれているため、短いのが目立ちがちです。そのため、第1中足骨短縮症は見た目よりも胼胝などの痛みで、第4中足骨短縮症は痛みよりも見た目が理由で受診する傾向があります。

基節骨も短い傾向にあり、第4趾は発達不良で細い傾向にあります。

基礎疾患

孤発性のほか、Albright骨異栄養症、Aarskog症候群、Turner症候群、Apert症候群の一症状として中足骨短縮症が見られることがあります。

画像所見

レントゲン上、ある中足骨が、ほかの中足骨よりも短いです。基節骨も短いことが多いです。ある足趾列だけに限定される症例の他、第1趾列と第4趾列の両方などの場合もあります。

診断

外見と画像より診断します。

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