アキレス腱付着部症の保存療法

アキレス腱付着部症

アキレス腱付着部症の保存療法を紹介します。

エキセントリックエクササイズ

階段の端につま先立ちで立ち、自分の体重の重みを使ってだんだんと踵を下ろしていくエクササイズです。保存的治療の中では最も推奨される治療法です。

エキセントリックエクササイズ

装具

アキレス腱を伸ばすのを制限するサポーターにより、アキレス腱への負担を減らします。

アキレス腱付着部症用装具。足関節の背屈を制限します。

ストレッチ

アキレス腱付着部症の方は、股関節の内旋もしくは外旋が極端に固い方が多いです。アキレス腱への負荷を減らすため、股関節のストレッチを行います。

注射

痛みのある部位に注射を行います。ステロイドを混ぜて注射することも多いですが、ステロイドは腱を弱くさせることから、麻酔薬のみや生理食塩水のみを注射することもあります。

体外衝撃波

保険適応ではありませんが、難治性の足底腱膜炎に対して行う体外衝撃波治療を、アキレス腱付着部症に対しても行っている病院もあります。海外では広く行われ、アキレス腱付着部症に対して最も推奨される治療法の一つとなっています。

PRP療法

これも保険適応ではありませんが、本人の血液から血小板を含む血漿成分だけを抽出し、それを患部に注射する治療法です。効果の具合についてはまだ一定の見解が得られていません。お試しになりたい方は、低価格で行える「大宮はしもと整形外科」をご紹介します。

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