アキレス腱付着部症の特徴について説明します。
症状
歩くときや走るときに踵のアキレス腱付着部に痛みを感じます。
身体所見
踵のアキレス腱付着部に圧痛が見られます。また、踵のアキレス腱付着部が骨の突出により膨隆しています。
画像所見
レントゲン
レントゲンの側面像では、アキレス腱付着部に骨棘が見られます。骨棘から遊離した骨をアキレス腱内に見ることもあります。
MRI
MRIでは、アキレス腱付着部の骨棘に、骨髄浮腫を示唆する信号変化や、アキレス腱に変性を示唆する信号変化を見ることがあります。
CT
3D-CT画像では、骨棘の形を3次元的に把握することができます。
診断
アキレス腱付着部に動作時痛があり、画像で対応する部位に骨棘が見られる場合、アキレス腱付着部症と診断します。