今更ながらKindleのよさ

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Kindleをやっと利用

最近、論文を中心の生活を組み立てるにあたって、電子機器をリニューアルする機会が多かったため、今までよい利用法が思いつかずに放置していたKindleも、何かしら活用してみようという気になりました。

足の外科には”Surgery of the Foot and Ankle”という名著とされる教科書がありますが、これは全部で6000頁以上という重量感あふれる教科書です。ここ10年で全体の3分の1くらいは読んだかと思いますが、何しろ重いために手に取るのすらおっくうで、「読みたいとは思っているが読みたくない本の代表」でした。どうしてアメリカ人はこういう分厚くて読みにくい本を作るのか、と常々思っていましたが、彼らは体が大きいし、大学でも椅子にくっついたような小さなテーブルを使っているからひざに本を置いて読むのが普通なのだろう、などと勝手に思っていました。

そこで、この”Surgery of the Foot and Ankle”を携帯のKindleに入れたら、いつでも参照できてさぞかし便利だろうと思い、入れてみました。すると、予想をはるかに上回る快適さに驚きました。

やはりアメリカ人も重い本は重いと思っていたようです。アメリカの分厚い教科書はほとんどKindle本になっています。

Kindleの電子書籍の良さ

今更ながら、今回感じたKindleの良さをあげてみたいと思います。

「手に取るのがいや」が解消される

重い本だと、どんなに名著でも手にすることすら嫌になります。それが解消されます。

考えてみれば当然ですが、大きな書籍だからこそ、携帯サイズに収まることで多大な恩恵を受けるわけです。これで逆に今まで日本の書籍をKindleで読む気にならなかった理由もわかりました。日本の書籍は大きくないので手に取るのが億劫でなく、書籍ならではのよさ、手に持つことで全体が把握できる、書き込める、などを上回るメリットを、Kindleに見いだせなかったのです。

いつでも続きから読める

いちいちしおりやポストイットをはさんだりするのは面倒くさいものですが、Kindleだと前回読み終わったところをすぐに開いてくれます。

隙間の時間で読める

携帯に入っているわけですから、いつでもすぐに読むことができます。いつでも本を持って歩くわけにいきませんから、これは便利です。

何冊も持ち運べる

読んでいた本が飽きたときにすぐに別の本に移れるのも魅力です。そのため、飽きることなく本が読み続けられます。

本特有の良さまでカバーしている

「本を手に取ることで全体が把握できる」というのは本の良さだと思いますが、Kindle開発者もそのよさをよくわかっているようです。Kindleのページを開くと、「その章を読むのにあと●分」だの「最後まで読むのにあと●時間」など、全体を把握させるような表示を示します。これがあるととても読みやすくなります。

寝転んで勉強できる

なんといってもこれです。

Kindleは寝転んで読んでも自動で明るさを調整してくれるし、文字の大きさも自由に変えられます。一ページずつも読めるし、流し読みのようにページをパラパラと素早くめくることもできます。語句の検索も簡単にできるし、マーカーを引いたり、メモを書き込んだり、ブックマークをしたりと、本を読みながら勉強するときに必要なことはほとんどできます。

高1の頃から寝転んで勉強するのが夢でしたが、仰向けだと本が暗くなり、うつ伏せだと首が痛くなるためできませんでした。それが今では、Kindleのおかげで何時間でも寝転んで勉強ができるようになり、ありがたいです。

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