【査読中】足底腱膜炎に対する内視鏡手術「内視鏡下足底腱膜切離+骨棘切除術」と「内視鏡下骨棘切除術」の比較

論文日記

概要

当院で行ってきた足底腱膜炎に対する内視鏡手術、「内視鏡下足底腱膜切離+骨棘切除術」と「内視鏡下骨棘切除術」を比較した論文です。現在Foot & Ankle Internationalで査読審査中です。傾向スコア逆確率重みづけ法による交絡因子の調整と、骨棘切除下における足底腱膜切離術の効果量を推定している点を売りにしています。

経過

2021-3-27:着手

2021-3-29:Mendeley文献検索。

2021-3-31:データ集め

2021-4-1:データ集め。カルテからのデータ集め(終了)。

2021-4-2:Mendeley読み。

2021-4-3:Mendeley読み

2021-4-4:文献を読み、自分の研究を比較試験にすることに決定。

2021-4-24:傾向スコアの勉強。リアルワールドデータの統計解析。

2021-4-25:回帰分析の勉強。統計学図鑑。

2021-4-26:傾向スコアの勉強。できる!傾向スコア分析 SPSS・Stata・Rを用いた必勝マニュアル。

2021-4-27:アンケート郵送準備。

2021-4-28:傾向スコアの勉強。神田先生の「みんなのEBMと臨床研究」の p.130-131 と康永先生の「できる!傾向スコア分析 SPSS・Stata・R を用いた必勝マニュアル」。アンケート郵送の準備。

2021-4-29:アンケート郵送袋詰め(休日)

2021-4-30:紙カルテのデータまとめ

2021-5-1:追加のアンケート袋詰め(紙カルテぶん)

2021-5-7:アンケート返送

2021-5-8:アンケート点数化

2021-5-11:Mendeleyに傾向スコア資料を移す

2021-5-12:傾向スコアの勉強 Practical propensity score methods using R、調査観察データの統計科学

2021-5-13:傾向スコアをネット上記事で勉強

2021-5-17:アンケートの点数化

2021-5-18:傾向スコアの勉強。

2021-5-20:Rの勉強。

2021-5-21:傾向スコアの勉強。

2021-5-22:傾向スコア、Rの勉強。

2021-5-23:文献のPDF化

2021-5-24:傾向スコアの勉強。

2021-5-25:傾向スコアの勉強。頑健な妻さんのブログにたどり着く

2021-5-27:文献のPDF化

2021-5-28:Mendeley読み

2021-6-28:データ整理。

2021-6-29:データ入力。

2021-6-30:データ入力。途中で脊柱管狭窄症の除外基準に気づく。

2021-7-1:データ入力8割がた終了。

2021-7-2:試しに傾向スコアを出す。まだマッチングや逆確率重みづけ法は分からず。

2021-7-3:傾向スコアによる試算。マッチングはできるように。

2021-7-4:傾向スコアの勉強。和歌山医大のテキスト。

2021-7-5:レントゲン上の指標の計測。頑健な妻さんのブログ。統計英語文献読む。

2021-7-8:逆確率重みづけ法も可能に。

2021-7-9:傾向スコアによる解析ほぼ終了。

2021-7-10:執筆に取り掛かる

2021-7-11:逆確率重みづけ法の文献読み

2021-7-12:執筆

2021-7-13:執筆。統計英語表現をGoogle検索

2021-7-22:執筆。方法部分の記載。

2021-7-25:逆確率重みづけ法の勉強。

2021-7-26:逆確率重みづけ法のデータ解析。

2021-7-27:統計的因果推論を読み始める

2021-7-28:統計的因果推論読む

2021-7-30:統計的因果推論読み終わる

2021-8-17:原稿の見直し。

2021-8-19:原稿の見直し。Discussion部で逆確率重みづけ法の解説をすることを思いつく。

2021-8-20:論文の執筆。研究デザインに関する記述。

2021-8-23:論文の執筆。傾向スコアについての記述。傾向スコアを用いてやっていることを見失いそうになる。

2021-8-26:論文の英語表現の手直し。

2021-8-27:文献の選別

2021-8-28:Discussion部の執筆。

2021-8-30:文献の選別

2021-8-31:引用文献の選別

2021-9-1:Discussionの記載。病態を矛盾なく書くのに頭を使う。

2021-9-2:Discussioの記載。逆確率重みづけ法にまず触れないとわからない。

2021-9-3:Discussionの記載。論の展開が難しく7時間かかってひとまず完成。

2021-9-4:推敲。

2021-9-6:推敲。とくに統計部分の記載の確認。

2021-9-7:推敲。とくに統計部分の記載の確認。

2021-9-8:推敲。とくに統計部分の記載の確認。

2021-9-9:推敲。統計処理に小見出しを作る

2021-9-11:Abstractの作成。統計の記載が多いため制限字数に収まらず苦労。

2021-9-13:図の作成。Illustratorを使用。 OneDriveクラウド上、加工前生写真フォルダ、加工用Illustratorフォルダ、加工後提出写真フォルダを作成して保存。

2021-9-14:引用文献の検索

2021-9-15:通しで読んで修正。図の完成。

2021-9-16:ひとまず完成。Enagoに送る

2021-9-20:Enagoから返却。自分の論文からの剽窃を指摘。その修正。Atthroscopyに投稿。

2021-10-6:Arthroscopyからreject通知。「この論文はよく準備されていて大変興味深いですが、他の競合する投稿と比べるとインパクトに弱いので、雑誌Arthroscopyにはあまり向いていません」

2021-10-7:FAI用にフォーマットを調整。Enagoに提出。

2021-10-8:Enagoから返却。FAIに投稿。

2021-10-16:編集長による査読

2021-10-18:査読に対する返答の取り組み。potential outcomeの定義。

2021-10-19:査読に対する返答の取り組み。病態についての記述。

2021-10-20:査読に対する返答の取り組み。熊井先生の論文を読む。

2021-10-21:査読に対する返答の取り組み。踵骨棘のレビュー論文を読む。

2021-10-22:査読に対する返答の取り組み。本文への加筆修正。

2021-10-23:査読に対する返答の取り組み。本文への加筆修正。

2021-10-24:査読に対する返答の取り組み。引用文献の番号ふり直し。

2021-10-25:Enagoに提出。

2021-10-30:Enagoから返却。FAIに再投稿。

2021-10-29:Foot & Ankle Internationalに提出。

2021-12-2:Awaiting Reviewer Scores…

2021-12-5:表示がAwaiting Editor Assignmentに変わる。

2021-12-7:Rejectの通知メールが届く。

2022-1-1:査読内容のチェック開始。

2022-1-2:査読コメントのチェック。
第一査読者は、「骨棘削り」をコントロール群、「骨棘削り+足底腱膜切離」を治療群ととらえている。これは完全なる誤解というわけではなく、「そうとも読める」という類なので、訂正がほぼ不可能(こちら的には誤解なのだが)。そう読まれてしまう背景には、「骨棘削り」自体がまだ治療法として世に発表されていない、という背景あり。自分の中では、足底腱膜炎は「骨棘削り」で十分よくなるので、「足底腱膜切離は必要ない」という結論が出ているが、世の中の足の外科医には、まだそういう認識の人がいない状態だった…ということは、わざわざ誤解を生みかねない「逆確率重みづけ法」などという統計的手法を使って説明を難しくするよりは、単純に「内視鏡下骨棘削りの手術成績はこんなにいいですよ」というケースシリーズで十分。
以上より、逆確率重みづけ法を用いて書いたこの論文はいったんお蔵入りとし、普通のケースシリーズの形で発表することに。世に発表されるという意味では、これで十分。

2022-1-3:査読コメントのチェックと対応の検討。

2022-1-5:査読コメントのチェックと対応の検討。

2022-1-6:査読コメントのチェックと対応の検討。「足底腱膜炎に対する内視鏡下骨棘切除術」のケースシリーズの論文の執筆開始。まずは傾向スコア部分を全部削除。

2022-1-7:「足底腱膜炎の内視鏡下骨棘切除術」の執筆。

2022-1-8:「足底腱膜炎の内視鏡下骨棘切除術」の執筆 。

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