概要
2026年までに書いてきた論文は、症例数や経過観察期間などがすぐに論文化できるほどに整っていましたが、これから書こうと企画している論文は、症例数が足りなかったり、経過観察期間が足りなかったり、いいビデオが撮れていなかったりなど、何かしらすぐに論文化することはできない事情を抱えています。このような状況では、テーマごとの論文日記のかたちをとると更新が滞るため、一括した論文日記のかたちをとることとしました。多くの論文を同時進行で進めていこうと考えています。
経過
2026-8-23:気分も新たに論文を始めていこう。まだネタは21本もある。書ける論文を全部書いたら早く死のうと思っているのに、これではなかなか死ねない。
それにしても去年の12月から最近に至るまでのエディター+査読は苦しかった。せっかく治療した患者さんも自分も、100年後にはすっかりこの世から消えてなくなってしまうことを考えたとき、自分の生きた証は論文でしか残せないことと、他の医者よりも明らかに多い治療経験をもらっている以上、そこから得た知見や技術は世に広く伝えるべきだという使命感から論文を書いているが、エディターと査読で自分の論文がまったく進まず、生きた心地がしなかった。しかし最近やっとエディターと査読をどうやって進めれば自分の論文の時間が確保できるかつかめた気がする。長かった。
さっそく論文。今は21本抱えているので、どこから手を付けてもよい。こういういろんなことを同時進行するのは好きだ。一つのことに集中せざるを得ない状況だと逃げられないが、いろいろあれば飽きたら別のことに移ればよい。気楽かつ集中力を保って作業が進められる。
この前の踵骨骨折後遺症の手術で明らかにブレークスルーがあったので、その手術法を記載。踵骨骨折後遺症については世界的にほとんど誰も取り組まないテーマなので、試行錯誤でずいぶんと苦労したが、ついに汎用性のある方法にたどり着くことができ、うれしくて仕方がない。ついでに文献検索。踵骨骨折後遺症の距骨下関節の固さに対する関節鏡手術の論文は、現在までに2本しかない。1本は関節鏡写真が1枚もないのであやしいもの。もう一つは関節鏡写真はあるも割とマイルドなケース。てかそもそも治療成績が悪い。やはり誰もまともにできていない。
2026-8-24:朝起きて早速足根骨癒合症の文献検索。論文への熱量が明らかに上がっている。これは、自分の論文のフォルダ名と査読のフォルダ名を同じフォーマットにした要素も大きい。査読は現在2本たまっているが、論文21本もたまっている査読と同等に感じることができ、すぐにやらなくちゃという気分になる。21つのフォルダを見ながら「今日はこれ!」という具合に、一番やる気分になるものに取り掛かる。
今日は手術が一件しかなかったので、久しぶりに手術台帳の記入。2年前に母が亡くなってから、なんだかんだずっとバタバタして更新できていなかった。カルテを調べながら手術台帳を記入していると、疾患について新たに思いつくことがあったり、新しい疑問が浮かんだり、単なる事務作業でなく、いろいろ収穫がある。
仕事から帰宅後に再び足根骨癒合症の文献検索とExcel表へのまとめ。これまでは仕事から帰ってくると疲れて論文も査読もまったくやる気がしなかったが、ここ1週間、口の中を湿らす程度にワインを飲みながらやるとできることを発見。もともと酒好きだが、ビールだとがぶ飲みしてしまうし、缶を開けると全部飲まないわけにはいかないが、ワインだと瓶から注ぐので加減ができるし、香りがあるのでごく少量でも飲んだ気分になる。すると酔わずに疲れも感じなくなるので作業ができる。作業時間が帰宅後2時間分増えたのは自分的にはかなり大きい。
2026-8-25:踵骨骨折後遺症のブログ記事の作成。踵骨骨折後遺症に関する治療体系もだいぶ完成に近づいてきたので、そろそろブログ記事に載せることにした。ブログ記事は予備知識がなくても読めるように書かなければならない点が難しい。
足根骨癒合症の文献のまとめ。最近の論文の方が関節鏡記載の信憑性が高い。
2026-8-26:母趾種子骨障害のビデオ論文の図の作成。図の作成、本文の見直し、英語校正会社で添削、ビデオを作成すれば終了。8月中に何とかしよう。
2026-8-27:母趾種子骨障害のビデオ論文の図の作成とそれに合わせた本文の修正。
2026-8-31:図の説明の記載。図の作成。図の作成と本文での説明の調整が一番時間がかかる。
2026-9-1:図の作成と図の説明の記載。ひとまず図は完成。あとは図の説明少しとアブストラクトと全体の見直しと動画の作成と動画の説明。9月に入ってしまった。
2026-9-2:図の説明の完成。撮ったビデオを観てどこを切り取るか検討。
2026-9-3:動画の作成。以前からEaseUSのビデオ編集ソフトを使っていたが、いつの間にか会社のロゴが入るようになってしまい、それ消す方法がわからなかったためにビデオ編集も停滞していたが、今日それが解決。これで作れる!こういうソフトは進歩するので、あまり長い契約にせず、使うたびに短い契約をして、その都度インストールした方がよさそう。まず撮ったビデオを観て、不要なところをカットしながら、7分半くらいのたたき台となる動画を作成。次にそのビデオを観ながらナレーションの作成。ナレーションも英語校正会社で添削してもらわないと動画は完成できないので、今日の動画編集はここまでにして論文に戻り、アブストラクトの記載。これでだいたい終了。あとは論文全体を読み直して修正したら英語校正会社に出せる。
2027-9-7:Arthroscopic Techniquesの投稿規定読みとフォーマットの修正。本文全体のチェック。早く英語校正会社に出したい気持ちはあるのだが、ここをいい加減にすると後から修正するのが難しくなるので慎重にせざるを得ない。
2026-9-8:本文全体のチェック。
2026-9-9:ビデオのナレーションのチェック。大丈夫そうなので英語校正会社Enagoに提出。校正者の希望はいつものJoseph M。整形外科医なので安心。返却希望は9月14日深夜に設定。
2026-9-11:校正がちゃんと進んでいるかEnagoのサイトに確かめに行くと、自分の注文でフォーマット調整依頼欄にチェックするのを忘れていたらしい。フォーマット調整を自分でやるのはとても面倒くさい。まだ締め切りまで時間があるので、今から頼んでもやってくれるだろうと思い、依頼のメール。こういうときは「今からでも可能でしょうか」などと下手に出ず、「忘れていましたのでお願いします」といったほうが何となくいいような気が最近はしている。するとすぐさま「承知しました」と返事のメール。

